「歩く」とは、足を動かして前に進むこと。移動すること。だそう。これはみんながしっている「歩く」の意味だと思う。それが転じて「これまで歩んできた人生」みたいな感じで使う事もある。小学生の頃どきどきしながらもらっていた通知表も「あゆみ」という名前だった。足を動かして進むことが元となり、なにかが進むことにも使われている。
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だけど、車は「歩く」ではなく「走る」。今日を「駆け抜けた」とは言うけど「歩いた」とは言わない。進むにしても、速いものには使われないような気がする。どちらかというとゆっくりじっくり。みたいな感じの事に使うのかもしれない。
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「歩く」ことは、あまりに身近すぎて日々改めて考えたりする事はほとんどないけど、こうやってちょっと調べたり、考えたりするだけで、へぇーって思ったり、なるほどなぁと思う事がある。当たり前すぎるけど、だからこそ奥が深くておもしろい事なのかもしれない。そうではないかもしれない。それはこれから探っていきたいと思う。
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私も生まれてから、1歳になる頃には歩けるようになって、それからの歩き歴は30年を超える。30年といえばいっぱしの熟練になっていてもよさそうな年月だと思う。だけど私は歩くという事についてなんとなく習得して以来、必要だから「歩いて」は来たけど、深く考えたことはこれまでほとんどなく、なんということだろう、ほぼ初心者のようなものである。でも落ち込まない。これから知ったり考えたりしたらいい。こんなに身近にまだ知らない事があるのは嬉しい。
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実際に歩いてみたり、考えたり、調べたりしながら初心者から見習いくらいになれたらいいなと思う。そんな感じで歩くことについて、歩いたり、考えたり、いろいろやってみるマガジン